2017.10.19 家政学科 家政系教育実践室
2017年10月19日・木曜日、家政系教育実践室では3年前に卒業した卒業生を招き、教職志望の在学生と交流会を行いました。時間割の都合で前・後半の2回に分けることになりましたが、合わせて学生11名、教員4名の参加がありました。
卒業生は西宮市内の高校で卒後1年目は非常勤講師、2016年と2017年は常勤講師として継続して働いています。3年生5名が参加した後半の会では、教員採用試験の概要や非常勤講師と常勤講師の利点と欠点、勤めながらの採用試験対策等について話していただきました。
勤務校では家庭科の授業以外に進路指導部の仕事や部活動の指導等でプライベートな時間が取れない中、勤務前の1時間半に加え、わずかな隙間時間を見つけては受験勉強に取り組んだこと、まずは家庭科教科書・資料集で基本的知識を理解した上で問題集によって問題を解く力をつけ、さらに実技試験対策として教科書に掲載された調理実習例を自宅で作って備えたことが紹介されました。
非常勤講師は時間があるが収入は少ないので一人暮らしをするのは苦しいこと、常勤講師は教諭並の収入があるので経済的には楽になるが、とにかく勉強時間が取れないのが悩みだったそうです。また、非常勤講師だと職場の先生に名前も覚えてもらえないこともあると聞き、そうならないように積極的にあいさつをしたとのことです。先生方と良い関係が作れたら生徒とも良好な関係が築けることを、身をもって知ったと言います。
最後に、教師をやっていると仕事のことがずっと頭から離れず、来週の授業をどうしようかなど、常に学校のことを考えて苦しい時もあるけれど、やりがいがあって楽しいと語ってくれました。