2017.10.20 学園広報
毎日食べるごはんの説明が始まりました。
絵本を読んでお米ができるまでのお話をします。
持参した稲穂と籾殻付き米・玄米・白米をさわってもらいました。
10月20日はこのメンバーが食育活動を行いました。左は橋本 加代准教授。
家政学部管理栄養士養成課程の公衆栄養学を専門とする橋本 加代准教授の研究室では、4年生の学生が毎月1回、社会福祉法人みっくす社会福祉会「みつばこども園」に出かけ、大学で学修した内容を実践に結びつけた食育活動を行っています。
学生たちは「食」について園児の興味・関心を高めることを目標とし、同園の管理栄養士と相談して年間計画を立て、発育に応じたお話やクイズを行い、手作りの写真や絵のパネル、実物の食材を毎回持ち込み楽しんで食育の時間を過ごせるように工夫を重ねています。
2017年10月20日・金曜日に行った食育活動のテーマは、収穫時期でもある「お米」でした。
学生たちは、主食である米がどうやって作られてご飯として食卓に上るのか4歳児20名を対象にパネルや絵本などを使って説明して、準備していた白米、玄米、籾殻付き米と稲も園児に見せました。
形態の異なる3種の米に園児は興味津々で、両手でこすったりにおいを嗅いだり、大騒ぎが始まりました。それぞれの米の感触を確かめた後は、気がついたことを発表しました。その後、学生は「お米を作るのは田んぼですか?畑ですか?」、「お米はいつ植えるのですか?」、「稲は何色になったら刈り取りますか?」とクイズを出しました。
米は収穫までに様々な作業をして、ご飯が食べられる状態までにはもみすり、精米などの手間がかかることが園児たちは分かったようです。
最後に「みんなが毎日食べるごはんに感謝して、給食を残さずに食べましょう」という言葉に、園児も大きな声で答えてくれました。
食育活動の後は、カンファレンスを行い園長先生や園の管理栄養士からも貴重なアドバイスをいただきました。改善を重ね、より実践的な食育活動を今後も続けていきます。