2017.9.8 学園広報
2017年9月8日・金曜日に兵庫県立鳴尾高等学校1年生総合人間類型の40名の生徒の皆さんを対象に、健康福祉学部社会福祉学科の松﨑 喜良教授が「福祉」をテーマとした授業を2016年に引き続き行いました。生徒の方たちは、大変熱心に松﨑教授の講義に耳を傾けました。
授業は「社会福祉」の意味することについての説明から始まり、人々が幸せな社会生活を送るために必要なもので、福祉の仕事は人を幸せにして自分も幸せになる仕事であると述べました。
松﨑教授は自身のソーシャルワーカーの経験から、児童虐待や貧困家庭に対処してきた事例を挙げて行政機関と連携して、困窮している人々が希望を持って自立するための支援を行ってきたことを話し、福祉専門職がさまざまな人びとの抱える課題を解決に導く仕事であることを説明しました。
児童、青年、障がい者、高齢者、一人ひとりが社会の一員として、誇りを持って幸福な生活をするために、福祉のもつ役割は重要で、社会は福祉の専門家が必要であると説きました。
授業の最後に、代表の生徒の方から松﨑教授への感謝の言葉が述べられ、続いて「高校生として福祉にどのように関わっていけばよいか」という質問もあり、生徒の皆さんが真剣に福祉や社会問題について考えていることが分かりました。
今回の出前授業が生徒の皆さんに、福祉の仕事についての理解が深まり進路や将来の仕事の選択の一助となることを願っています。