2017.12.3 学園広報
絵本の読み聞かせ:『クリスマスのまえのばん』
紙芝居の実演:『てぶくろ』
絵本の読み聞かせ:『コーギビルのいちばん楽しい日』
久野 和子准教授(前列右から2人目)とお話会を企画したゼミ生たち
2017年12月2日・土曜日から27日・水曜日まで、神戸女子大学・神戸女子短期大学は神戸市立須磨離宮公園と共催で特別展「ターシャが紡ぐ物語」を開催しています。
12月3日・日曜日には同公園において特別展の一連のイベント「ターシャと楽しむお話会」を開催し、神戸女子大学文学部 教育学科の久野 和子准教授のゼミ生10名が、クリスマスソングや、ターシャ・テューダーの絵本の読み聞かせ、クリスマスにちなんだ紙芝居の実演などで、子どもたちを楽しませました。午前と午後に、同じプログラムで2回催しました。
久野研究室のゼミ生たちは幼稚園・保育所・子ども園で教諭や保育士として活躍することを目標に、絵本に関する専門的な知識や技能と豊かな感性の修得を目指して勉学に励んでいます。
この「ターシャと楽しむお話会」も学生たちが、主体的に話し合いながら選書しプログラムを組み立てました。また、図書館関連活動や読書活動に積極的に取り組んでいる同好会「ビブリオ」からも2名の学生が応援に来ました。
当日は朝方こそ冷え込んでいましたが、暖かな小春日和となり、子ども連れのご家族や神戸女子短期大学図書館所蔵のターシャの絵本の原画などの特別展に訪れた市民の皆様、各回約50名がお話会を聴きにきてくださいました。
お話会と特別コレクションの展示は、普段は開放されていないお茶会や句会で使われる「和室」で行いました。
今回のお話会では、ターシャの絵本は、お話に合わせて、キーボード、ハンドベル、トーンチャイム、打楽器などでBGMや効果音を演出し、植物や動物を愛したターシャの描く美しい世界に観客を引き込みました。そして、お話の合間には、全員でクリスマスソングを歌い、子どもたちには鈴を配って歌詞に合わせて鈴を振ってもらい、楽しく一体感を味わえるように工夫しました。
久野ゼミによるお話会は2017年10月にも神戸市立須磨離宮公園で開催しました。一連のイベントは学生たちがこれまでに学んだ知識や技能を総合的に実践できるかけがえのない場となりました。子どもたちに絵本の魅力を伝え、自らもコミュニケーション能力や専門技能を高める貴重な体験をさせていただきました。
お話会にご来場の皆様、ご支援していただいた神戸市立須磨離宮公園のスタッフの皆様、ありがとうございました。
同日は、ターシャの絵本を多く翻訳し、長年にわたる親交もあった食野 雅子氏よる記念講演「ターシャが紡ぐ物語」を、神戸女子短期大学図書館の尽力によって開催し、ターシャの生き方にあこがれや関心のある市民の皆様、約50名が出席し、食野氏の講演に耳を傾けました。
『クリスマスのまえのばん』 ターシャ・テューダー絵、クレメント・ムア詩、中村 妙子訳
『てぶくろ』 堀尾 青史作、箕田 美子絵
『コーギビルのいちばん楽しい日』 ターシャ・テューダー文・絵、食野 雅子訳
ジングルベル、あわてんぼうのサンタクロース、きよしこのよる
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