2017.11.17 学園広報
キャラクターを使って楽しくクイズ形式で事前学習
まち探検で地震時の避難に適した公園をみつけました。「いいねマーク」と一緒に撮影
まち探検の情報をマップに記入して作成中
完成したマップを提示しグループごとに発表
2017年11月17日・金曜日に神戸市立和田岬小学校において神戸女子大学家政学部 家政学科の梶木 典子教授と研究室の3・4年生ゼミ生等20名、大学院生1名の合計21名が神戸市立和田岬小学校の5年生34名を対象にした神戸市兵庫区まちづくり課主催の「地域安全マップづくり教室」に参加協力しました。事前学習、児童の「まち探検」に同行し、「地域安全マップづくり教室」をサポートしました。
和田岬小学校は、南海トラフを震源とする巨大地震が発生した場合、発災90分後には、校区全体に最大で3.5メートルの津波が発生すると想定されています。この安全マップ活動では、「地震・津波」に対する防災・減災学習に力点をおいて実施されました。
事前学習で地震や津波のメカニズム、安全な避難の方法、避難場所などをクイズ形式で学習し、その後、6班に分かれ、校区内を探険手帳とデジタルカメラを持って、安全な場所、危険な場所を見つけながら「まち探検」を行いました。
地震が起きたときに避難に指定されている場所の確認、津波から逃げられる高いところ、幅員が狭く救急車両が入ることができない道路などを確認するとともに、地域の方へのインタビューなども行いました。「まち探検」の途中、各班に配信されるミッションをクリアすることも目的のひとつです。
午後からは午前中の「まち探検」の成果を取り入れて安全マップづくりの作業に入りました。グループみんなで話し合いながら安全マップをつくりあげました。
完成した安全マップを提示しながら、みんなに伝えたいベスト3の発表を行い、クラス全員でその内容を共有しました。
毎回児童に大人気のお楽しみタイムは、危険が迫ったときに助けを求める大きな声を出せるように、グループ対抗の大声コンテストです。グループ全員で「逃げろ~」と大声を出し、防犯ブザーに負けない声が出せることを確認して大声を競いました。
この「地域安全マップづくり教室」に参加したことで、児童は地域の避難場所・避難行動の方法をしっかりと確認し、防災・減災時の行動を自ら考え学ぶことができました。これからは、全校児童の防災リーダーとなり、地域への防災意識を高めるジュニアリーダーとしての活躍が期待されます。