2017.11.14 文学部 大西、家政学部 来海
2017年11月14日・火曜日、全学共通教養科目「地域学習」において、「東日本大震災・熊本地震災害 復興支援 平成29年度学生ボランティア事業」に参加した学生3名による活動報告会を行いました。本事業は、大学コンソーシアムひょうご神戸・ひょうごボランタリープラザ・神戸市社会福祉協議会共催のもと、大学コンソーシアムひょうご神戸加盟校の学生を対象として実施されました。神女大からは、史学科、教育学科、管理栄養士養成課程から3名の学生が参加し、他大学の学生とともに、宮城県名取市や熊本県益城町においてボランティア活動をしました。
事業に参加した学生たちは、2017年5月からオリエンテーションや研修会に参加し、東日本大震災や熊本地震災害等について、学びました。その後、各グループに分かれて、現地での活動内容を検討し、現地の人々を対象としたヒアリング調査の結果をふまえて、活動内容をブラッシュアップしていきました。このように、学生たちは現地入りする8月に向けて、何度もミーティングを重ね、活動を円滑に実施できるように準備をしていきました。
8月には、宮城県、熊本県のそれぞれで、学生たちが実際にボランティア活動をしました。活動時には、思いもよらないできごとにより対応に追われることもありましたが、無事に活動を終え、現地の人々に喜んでいただくことができました。学生たちは、活動を通して現地の人々と交流を持ち、多くを感じていました。「震災の記憶」を風化させないように、伝え続けていくことの大切さも実感したようです。また、学生たちは本事業を通して、大きな達成感を得るとともに、様々な課題や新たな目標を見つけていました。
今回、報告会を実施したことで、3名の参加学生は活動をふりかえり、簡潔にまとめる練習ができました。また、周りの学生たちへ活動や震災について伝える機会にもなりました。参加学生の報告を聞いた学生たちからは「自分たちでしっかりと計画を立て、行動していることがすばらしいと思った」、「ボランティアという言葉の意味や活動に対する心構えについて、改めて考える機会となった」などの感想が得られました。