2017.10.22 須磨キャンパス 学生課
学生消防団員3名が2017年10月1日、15日、22日の3日間にわたり、神戸市民防災総合センター消防学校にて応急手当普及員講習を受講し、3名全員が資格を取得しました。
応急手当普及員とは、当該施設の救命講習会において受講者に対して指導することができる資格です。
1日目は成人・小児・乳児の心肺蘇生法、異物除去・回復体位及び救命処置を行う上での基礎医学、神戸市の救急体制等について学びました。
成人・小児・乳児によって心肺蘇生法は異なります。誤った方法で行うと、助かる可能性のある命も助からなくなったり、助けられたとしても社会復帰が厳しいものとなってしまったりすることもあります。そのため、正しい技術と知識を持っておくことが重要となります。
2日目はAEDを用いた心肺蘇生法を学び、その後、実技試験がありました。AEDは電源が入ると自動的に操作方法の手順を音声ガイドの指示に従って行うことで、誰でも使えるものとなっています。しかし、製造会社や製造年月によって、外観や操作手順が若干異なるため、注意が必要であることを学びました。
午後からはレッスンプランの作成・指導要領について学び、インストラクターとして受講者に、理解しやすく、的確に指導するにはどの様な言葉・実技や掲示をすれば良いのかを実際に講習会を想定して行いました。
3日目は、巻き包帯・三角巾を用いた包帯法、ファーストエイドを学び、その後筆記試験を受け、3名全員が合格・資格取得しました。
3日間、心肺蘇生法を中心とした救命処置・応急手当などを、実技を交えながら学び、知識や技術を習得すると共に、救命処置を行うことでいかに生命の危機に瀕した人を救うことができるかを実感しました。
これからも、防災・減災、迅速な救命処置の普及を目指し、活動を積極的に行っていきます。
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