地域連携・生涯学習のNews詳細
2013年7月29日
社会福祉学科 木村
岩手県陸前高田市・宮城県気仙沼市でのボランティアバスツアーに参加
2013年7月26日・金曜日〜29日・月曜日、3泊4日で生協が主催するボランティアバスツアーに学生と参加しました。岩手県の陸前高田市と宮城県の気仙沼市を訪問しました。百聞は一見に如かず、被災した方達の生の声を聴いて、テレビや新聞等での情報には現れていないことを感じることができました。
学生の感想
実際に被災地に足を運ぶのは初めてで、二年たった今でも震災の重々しい跡は残っていました。今回、陸前高田市と気仙沼市を訪れました。3.11、陸前高田市は津波によってわずか4分で街を流されたそうです。私は東北で青々とした美しい山、透き通った川の水、豊かな自然をたくさん見ました。しかし、自然というものは時には人間や街を一瞬で奪いとってしまう恐ろしいものであることを同時に感じました。私たちは“自然と共に生きる”ことをもっと意識していかなければならないと思います。
そして、現地のお母さん達のお話を聞きました。お母さん達は決して思い出したくもないあの時の状況、心境を真剣に私たちに語ってくれました。自分の家を、仕事を、身内を亡くした人たちが、どういう想いで今まで乗り越えてきたのか、また津波が人や建物を関係なく全部丸呑みにし奪い去っていったというその時のリアルな状況を身近に感じることができました。
自分の目で見て、聞いて感じてそこで初めて実感し被災した方々の気持ちに寄り添える。そして、私たちができること。現地に行き、震災にあった人たちの話を聞くことで、心の中にある受け入れ難い想いを少しでも軽くしてもらうこと。ボランティアに行くこと。今ここでできることは、東北のことを想いながら生活していくことしかできないけれど、自分の目の前にあることをやりきり、どうやったら東北に支援がいくかを考えながら周りを見渡してみること。また支援を必要としている人たちはまだまだいるのが現状です。一人一人の力は小さくても、それが何人も集まれば大きな力になるのが人間の凄さで、このように東北への支援に取り組む人たちが少しでも増えていって欲しいと思います。
活動の様子