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2007年11月10日

[詳細]子育て広場「あいあい」in 須磨離宮公園

まずはお散歩しながら、「ちいさな秋」を探しに噴水広場をぐるっと一周。

お母さんたちと手をつなぎお話しながら、赤や黄色に色づいた落ち葉やどんぐりを一杯集めます。

子ども達は自分の背丈よりも大きなバラの花を見上げたり、敷き詰めたような花びらや葉っぱを拾いながら楽しそうにお母さんと歩いています。

次々に形を変える噴水に見入ったりと、あまりの楽しさにみんななかなか集合場所のお弁当広場に帰りつきません。

そこで藤井先生と学生達でお迎えに行きました。子ども達は手に持った宝物の話を一杯してくれ、先生と学生は楽しそうに話しを聞きながら歩いていました。

お弁当広場では、松田先生と学生達がスタンバイ!

子ども達は次々に走りよっては、拾ってきた宝物を学生達に見せ話に花を咲かせながら、楽しそうに目の前の色紙や粘度を手に取り「何を作ろうかな」と目を輝かせていました。

粘度を使ってオブジェを作ったり、型抜きした葉っぱをはりカラーペンで思い思いの絵を描いた髪飾りを作ったりと、小さなマエストロ達は作品作りを楽しみます。

お母さんやお父さんも子ども達を手伝ったり写真を撮ったり、ニコニコ笑顔がたえません。作品作りにも挑戦です。

「やった。できた!」「すご〜い!」と子ども達と学生の歓声があちらこちらで上がり、子ども達の元気な笑顔がまぶしく輝いていました。

集めた葉っぱやどんぐりを感熱転写シートで加工し、世界に1枚しかないオリジナルTシャツ作りにも挑戦!

コピー機の上に、宝物で自分の好きなもようを作り並べます。

光が入らないように黒いもの(この日は黒のジャケットでした)で覆ってボタンを押すと、しばらくして色鮮やかなシートが出てきます。

「わぁ〜、出てきた!」「すご〜い!」と子ども達の歓声が上がります。

子ども達はまるで魔法使いを見るかのように興味津々で、操作している学生の様子に見入っていました。

次はシートをカットして模様作り。

お母さんや学生達と相談しながら、Tシャツの上に並べて考えます。

ここからは、お母さんの出番!アイロンでシートの転写です。
じーっとお母さんの手元を覗き込みながら、「できた?」と何度も聞く姿が見られました。
仕上げ用シートの上からこすり、表面をはがすと・・・。

「うわぁ〜、きれい」「やった。できた!」おかあさんと子ども達から大歓声が上がりました。

最後は仕上げのため、覆い屋根の軒に小さなTシャツが干されていきます。

その光景は子どもの森にふさわしい、「あいあい冒険宝島」のようでした。

楽しかった時間はあっという間に過ぎてしまいます。

お別れの前には、みんなでどんぐりころころの手遊び。

学生達が前や子ども達の間に立って、練習をしたあとは一緒に大合唱!

「また元気に会いましょう」と約束をして楽しかった離宮公園でのあいあいは終わりました。

学生はその後、反省のミーティング。

グループごとに気づいたことを話し、うまくいったことといかなかったことなどを全員の前で報告していきます。

日頃学んでいる講義や実技を、現場で活かすことの難しさを実感し反省する報告が続きました。

しかし最後に必ず全員が、「子ども達やお母さん達に喜んでもらうために、次はもっとできるようになっていたい」と力強い決意で締めくくり、「先生」になることの決意の固さと頼もしさを感じました。

藤井先生からは、「観察はただよく見ていればいいというのではなく、『保育を円滑に進めるために必要なこと』であり、不測の事態に対応し 時間内に保育をきちんと終えるためにこそ必要な力になることがよくわかったことと思います。」と話がありました。

松田先生は、「実際に時間をかけて準備しても、決して万全ではないことを今日は学んだと思う。今日位の人数でもこれだけ予想外のことが起こる。実際の保育現場ではこの倍以上の子ども達がいるわけだから、臨機応変に考えて自分の力で動けることがなによりも現場では大切。」とコメントされました。

「次はもっと頑張るぞー!」学生達の明るく元気な掛け声であいあいは終了しました。


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