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神戸女子短期大学のNews詳細

2017年2月10日
学園広報

神戸女子短期大学元教授、神戸ゆかりの画家の絵画が寄贈され、感謝状贈呈式

感謝状贈呈式の様子贈呈された「屋上」1979年 油彩 F50号
川端 謹次教授の略歴も掲示
感謝状贈呈式の様子「屋上」1979年 油彩 F4号 感謝状贈呈式の様子ご子息の川端 皓孔(てるよし)氏(右側)。感謝状を手に行吉 誠之理事長と「屋上」の前で記念撮影 感謝状贈呈式の様子絵画とともに図録も図書館に寄贈され、展示中

神戸女子短期大学で、1968年から1981年の間、教鞭をとられた故川端 謹次教授の風景画である「屋上」1979年 油彩・キャンバスF50号及びF4号2点が、学校法人行吉学園にご家族から寄贈され、その感謝状贈呈式を、2017年2月10日・金曜日に執り行いました。

現在の三宮キャンパスである神戸女子短期大学に隣接するオリエンタルな神戸ムスリムモスクと学生が談笑している姿がともに描かれています。一目見て、神戸女子短期大学の屋上からの風景だと分かる絵画であることからご家族が学校法人行吉学園に寄贈するのがふさわしいとお考えになりました。

神戸女子短期大学は1992年に神戸港内にできた人工島「ポートアイランド」に移転しました。

川端教授が「屋上」を描かれた学舎は立て替えられ、屋上に上がることはできなくなりました。モスクの屋根の色も赤茶色からエメラルドグリーンに変わり、先生が眺められた同じ景色を現在は見ることがかないません。しかし、制服であった白のブラウスに黒のスカート姿の学生がなにやら楽しげに談話している姿は神戸女子短期大学が三宮にあった当時が懐かしく偲ばれます。そして、川端教授が慈しみ絵画を教えられた学生たちもモスクと一緒に描かれたのではないかと推察されます。

川端教授は、外光のもとで海、波、雲といった自然の描写を生涯にわたって追求されました。お亡くなりになった後も教授の作品は東京都や兵庫県下の美術館で、数々の展覧会で展示され、人々の心を癒やし、自然の美しさ優しさを改めて感じさせます。

寄贈された作品は、三宮キャンパスのロビーに飾られ多くの卒業生の皆様や学校法人行吉学園、神戸女子短期大学にゆかりの方々、三宮キャンパスにお越しいただく市民の皆様に見ていただくことができます。

当日のアルバム


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