2023.09.03 食物栄養学科
2023年9月3日(日)、食物栄養学科のオープンキャンパス体験授業では「ちょこっと栄養士体験・食品の色を科学する!~天然色素のひみつ~」を実施しました。
今回は紫キャベツを使って、ポリフェノールの一種であるアントシアニンという色素の抽出とその特徴について実験しました。
高校生のみなさんがすぐに実験に取り掛かることができるように準備。
器具の使い方や実験方法を説明しました。
高校生のみなさんにとっては初めて見る器具もあったので、本学の在学生もきめ細やかにフォローをしてくれました。
無事に実験は成功し、試験管内で何が起こったのか、実際に調理するときにどんな風に気を付けたらよいか、などディスカッションをしました。
ちなみに、事前告知のためにデモンストレーションを行った時に使用した試薬類と当日の試薬が少々異なりますので、それぞれに正解発表です。
左から デモンストレーション
酢酸、オレンジジュース、イオン交換水、卵白、炭酸水素ナトリウム、アルカリ性洗剤 体験授業
レモン果汁、酢酸、イオン交換水、卵白、炭酸水素ナトリウム、アルカリ性洗剤
アントシアニンという色素はpHによって構造が変化するため、熱水抽出しただけであれば紫色だったものが、酸性になると赤みが強くなり、アルカリ性になると青~緑~黄色と色調が変化する特徴があります。 また、アントシアニンは果実や花などによく含まれていることから、お菓子作りやハーブティーを愉しまれる際には、色の変化にお気を付けくださいね。