2023.12.18 幼児教育学科
12月18日、幼児教育学科の2年生が、学園祭での幼教パフォーマンスを神女中山手保育園で発表しました。0歳から6歳まで全てのクラスの園児たちが見に来てくれました。
Aクラスの劇は「クレヨンのくろちゃん」、絵本を題材に主人公の女の子の花火大会のお話が展開されます。楽しみにしていた花火大会が中止になって悲しんでいる女の子。クレヨンたちが女の子を喜ばせようと皆で考えます。
色んな色のクレヨンたちが歌い踊り、学生の伴奏で「どんな色がすき」を歌います。
学生自ら作った衣装と帽子で、クレヨンの色を表現します。子ども達もじっと見つめています。
どうしたら女の子に花火を見てもらえるか、クレヨンたちは相談します。
シャーペン君の活躍によって、夜空に花火が浮かびました。
幼児教育学科から持ってきたツリーチャイムが鳴る場面では、子ども達は音のする方に一斉に注目して耳を澄ましていました。
女の子もびっくりして大喜びです。
最後にクレヨンたちが集まって再び合唱です。きれいな歌声とピアノであたたかい雰囲気に包まれました。
次のBクラスが始まるまで、園の先生とお手伝いの子ども達が手遊びを楽しみました。その間に運びこまれる大きなツリーや小道具に、子ども達は興味津々です。
Bクラスも絵本「どうぞのいす」を題材にして、「思いやりをつなごう」というお話を考えました。いろいろな動物たちが次々に自分の持っている物を「どうぞのいす」に置いて交換していきます。
お猿さんがバナナを置く所では、子ども達から「えーバナナ」の声が上がりました。
最後に大きなツリーが置かれ、森の動物たちは集まって相談します。 ツリーに飾りを付ける場面での「ありがとうのうた」の合唱、とてもきれいで歌詞が染み入り、終わった後も心に残る歌声でした。
2年生は学園祭に続いて2回目の上演でよりブラッシュアップし、伴奏のピアノの響きもきれいに届きました。場面に合う歌も考えて練習し、よりきれいな音が出る楽器を選んで、2年間学んだ表現や子どもとの関わりの集大成です。
最後に子ども達が挨拶してくれた後、学生達からのクリスマスプレゼントとして一人一人の子どもに手作りのメダルをかけてあげました。ここで子ども達も学生も、皆が笑顔になりました。それぞれの子どもに笑顔でメダルをかけてあげる表情は、すっかり保育者です。
低年齢の子ども達も手を振って、名残惜しそうに退場していきました。
短い時間でしたが、学生たちの劇と音楽と手作りのプレゼントに、心を通わせた一日でした。