2023.05.23 幼児教育学科
2023年5月23日・火曜日、幼児教育学科の「学科特別演習Ⅰ」の授業で、小松原ゼミが神女中山手保育園でリトミックによる音楽遊びをしました。
テーマは「海」、最初は魚の絵を掲げながらのクイズです。3歳児クラスでは、正解だと思う方に並びます。続いて海の生き物になり切って遊びます。ピアノ伴奏は、それぞれの生き物を表しています。学生たちは、子ども達と一緒に聴き分けながら思い切り身体表現しました。最後に園でいつも歌っている歌から「さかながはねて」、学生たちも身振りを付けて一緒に歌いました。
4歳・5歳児クラスではちょっとひねりがあって難しいクイズも、「ヒント!」で一瞬ちらっと絵を見せただけで分かってしまいました。みんな真剣に考えて集中力が高まっていきます。
そして「もうじゅうがりにいこう」をアレンジしたリトミックです。まずピアノの行進曲に合わせて行進しながら掛け声を上げます。3つの海の生き物になりきって、それぞれのピアノ伴奏を聴き分けて身体表現します。言葉の数と音楽と、両方考えて動かなくてはなりませんが、皆大きな声をあげて大いに盛り上がりました。
最後に、「うみ」の歌に合わせて3拍子を感じて揺れます。皆で手をつないで、ほんわかした雰囲気で締めくくりました。
最初は緊張した学生たちも、回を重ねるにつれてどんどん子ども達との一体感を増していきました。子ども達からは「また来てね!」「次は動物がいい!」の声をもらいながら、ハイタッチでお別れしました。
大学の授業では、園に普段どんな歌や遊びをしているかを聞いて、どうやって初めて会う子ども達と楽しい時間を過ごせるか、たくさん話し合いながら考えました。既存のリトミックの方法をそのまま使うのではなく、自分達ならではの音楽遊びに発展させるため、伴奏も『表現のためのピアノ曲集』や『こどものうた200』など、他の授業でも使った曲集からイメージに合う曲を選んで練習しました。そしてどんなにじっくり考えても、現場では予想もつかないことが起きる、それを体感してその場で臨機応変に対応する、そんな保育実践力を育む貴重な機会となりました。