2021.06.03 食物栄養学科
食物栄養学科 2年生の後期開講科目にある「スポーツ栄養学」では、前半の授業でスポーツ栄養に関する専門的な知識を生理学、生化学的な視点から学びます。
また、外部講師には神女短大の卒業生で、スポーツ栄養士として数々のトップアスリートの栄養サポートをしている上村 香久子氏をお招きし、スポーツ現場での最先端の栄養指導を学んでいます。
2020年はコロナ禍でしたが、リモートでご講義いただき貴重なお話を多く伺うことができました。上村氏は現在、東京オリンピックを目前に控え、柔道選手のコンディショニングに向けて食事計画の準備をしておられます。
オリンピック選手の活躍の裏に、上村氏のような栄養士の影の努力があることは、栄養学を学ぶ後輩としてとても誇らしいです。
後半の授業では、実践課題としてアスリートのためのメニュー作成を行っています。そしてそれをもとに実際のアスリートを想定したメニュー提案とプレゼンテーションを行っています。
メニューの作成には、競技種目の特性を調べ、アスリートが求めているものを食事として提供できるようにすることが重要です。例えば,疲労回復メニューや筋力アップメニューなど、必要な栄養素だけでなく、 食材の紹介や美味しく食べてもらえるような工夫が必要です。
また、プレゼンテーションではパワーポイントを使って各自が提案したメニューを発表し、受講生全員でディスカッションを行います。ディスカッションでは、自分では気がつかない改善点やあらたな発見があります。 なにより学生同士の評価が一番の励ましになりました。
作成したメニューとプレゼンテーション用のパワーポイントは、全員で共有できるようにしているので、卒業後にすぐに現場で役立てることができます。受講生の皆さんが、将来スポーツの現場で活躍する日を楽しみにしています。