2019.8.18 幼児教育学科
いつも「にこにこクラブ」にご参加いただきありがとうございます。
2019年から、神戸市社会福祉協議会「『生駒温子』児童福祉事業助成」の助成を受けて、にこにこママさんサークル立ち上げ事業を開始しました。このサークルは、にこにこクラブにご参加の保護者の方同士が繋がって、「ママさんたちによる親子遊びのつどいを企画・運営して居場所づくりをすること」を目指しています。もちろん、これまでと同様に、幼児教育学科 塚田ゼミとも連携して、地域の子育て家庭にとって居心地の良い居場所をご提供できるように様々な角度から地域貢献活動のあり方を検討していきたいと思っています。
にこにこママさんサークルは、入会手続きが必要です。また、2019年度は、参加のお子さんの安全配慮を考えて、3歳児から小学校低学年のお子さんを対象に、親子遊びを提供したいと考えています。2020年度以降、サークル活動が軌道にのったところで、0歳児~2歳児の小さいお友だちにもご参加いただける内容に発展していくよう取り組んでまいります。
入会をご希望の方は、078-303-4744(塚田研究室)にご連絡いただきたくよろしくお願いいたします(不在の場合は、078-303-4700 大学代表へお電話頂き、塚田宛にご伝言と連絡先をお知らせください。後日、こちらから折り返しご連絡いたします)。
サークルの第2回目のつどいは、「神戸小児アレルギークッキング研究会」主催の「第3回 アレルギー対応食 親子クッキング講習会」に共催という形で参加いたしました。
2019年8月18日・日曜の午後 この日は主催者側から11世帯の親子、サークルから2世帯の親子、お子様は全員で15名、ご参加いただきました。このクッキング講習会への大学の協力は、すでに3年前から実施しており、食材の一部にアレルギー反応のあるお子様をお育てのご家庭への支援として開始しました。1日3回のお食事のメニューを考えるのは、アレルギーがあってもなくても、大変だと思うことがあります。特定の食材を除去するとなると、細やかな配慮や気を付けなければならないことも出てきます。でも、一部の食材にアレルギー反応があることを、当事者のご家庭だけでなく、周囲がそのことを知ったり、理解したり、そのうえで、どのように気を付けたりすればよいのかに気づくだけで、アレルギーの有無にかかわらず、みんなで一緒に食事の支度をしたり、一緒に食べたりすることができるのではないでしょうか。
2018年度までは、保護者の方だけの参加でしたが、2019年度は、神女短大 幼児教育学科の学生がお子様ひとりひとりに担当として関わることで、親子クッキングが実現しました。幼児教育学科の学生にとっても、食物アレルギーのあるお子様との関わりは初めての経験でした。クッキングも保育室での遊びも、とても楽しい一日を過ごすことができました。
13時30分、親子クッキング講習会のスタートです。最初に主催者の先生方がご挨拶いたしました。
今日は、「小麦・乳・卵」を除去したメニューです。米粉を使ったミニお好み焼き、お父さんと一緒に焼いてみましょう。神女大 健康スポーツ栄養学科の学生が調理のサポートについています。任せてね。
小学生のお子さんたちは、自分でお好み焼きをひっくり返ることができましたよ。
サークルからご参加のKくんとSちゃん、初めてのクッキングですね。三角巾がよく似合ってます。
もう一人、サークルからご参加のRくん、お母さんと一緒に挑戦してくれました。
カップケーキ(黒糖蒸しケーキ)も蒸しあがりました。
いよいよ試食タイム「いただきます」。みんなで食べるとおいしいね。
おなか一杯になったところで、ここからは、保護者の方は医師によるミニ講座&保護者座談会です。
その間、子どもたちだけで幼児教育学科の学生と保育室で過ごします。今日のクッキングでは食材の感触を楽しんだので、今度は粘土でご馳走を作ってみましょう。
卵にアレルギー反応のあるお子様が「目玉焼き」を作ってくれました。いつか食べることができるといいなぁと思って作ったのか・・大人はついついそのように考えてしまいます。本当のところ、お子様たちが自分に食物アレルギーがあることをどのように捉えているのか、これからの丁寧な関わりを積み重ねて、子どもたちと一緒に考えていければと願っています。
今日、使用した粘土素材は、とても軽く小さなお子さんたちでも簡単に様々な形に成型することができます。それにサインペンで色を付けると、オリジナルのマイカラーになりますよ。何色も混ざり合って不思議な色になりましたね。粘土素材はアクリル樹脂等で、ご参加のお子様たちが触っても大丈夫なものを選びました。
紙コップ制作も、楽しみました。
もう1つの保育室では、積み木やおままごとや絵本など、好きな遊びを楽しみました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。これからも、主催者側の病院関係者の皆様にご協力しながら、サークルの活動として大いに発展していくことに期待が膨らむ一日でした。今後とも、よろしくお願いいたします。