2018.8.4 学園広報
神女短大学図書館が所蔵するターシャ・テューダーの特別コレクションを学内展示するスペース「ターシャ・テューダーの世界」が2018年8月4日・土曜日、ポートアイランドキャンパスのセンターホールにオープンしました。
神女短大図書館では、2005年からターシャ・テューダーのコレクションの収集をはじめ、原画やサイン入りの原書、さまざまなグッズも含め約500点余りの資料を所蔵しています。
2010年6月には、学園70周年事業の一環として神戸三宮のさんちかホールで「ターシャ・テューダーの世界」展を開催し、3,300人を越える来場者を迎えました。
2017年11月には「ターシャ・テューダーの世界」に関する特別シンポジウムを、図書館3階ライブラリー・コモンズにおいて開催し、神女短大の異なる分野の研究や教育に関わる教員がそれぞれの専門分野からの切り口で、ターシャの多彩な活動や暮しを支えた「生き方」に焦点を当てた研究内容を発表しました。
絵本作家、挿絵画家にとどまらず、自給自足を基本としたスローライフが多くの人びとの共感をよんだターシャの生き方は、神女短大の建学の精神にも通じるものがあります。
「ターシャ・テューダーの世界」は、学外展示イベントの公開にとどまっていたコレクションを学内で常設し、学生の目に留まるセンターホールで随時紹介することはもちろんのこと、ターシャの研究成果物を展示する場として、何よりも建学の精神を学生に喚起させる空間としての役割を担っています。