2019.1.12 食物栄養学科 西川、平田、今江
2019年1月12日・土曜日、神女短大ポートアイランドキャンパスにおいて、学生と卒業生のコラボセミナーを開催しました。食物栄養学科1年生15名と、卒業生は、委託給食会社の日清医療食品株式会社に勤務する天目氏、社会福祉法人山善福祉会しおさいこども園に勤務する境田氏、重松氏、清水氏の4人に参加いただきました。はじめに、卒業生から普通食から軟菜食、ミキサー食へ献立の展開について、説明をしていただき、その後、実習・試食を行いました。午後からは高齢者食についての講義と学生からの質問に答えていただきました。
実習は、卒業生が実際に現場で提供している献立例をもとに作ってみました。栄養士として、「だれのための食事か」「おいしく食べていただくために大切なことは何か」を常に考えて献立を立てることが大切であり、それが栄養士の仕事のやりがいにつながると教えていただきました。また、高齢者の食事では、歯の喪失・嚥下障がいなど個々の身体状況に合わせた献立の工夫が必要であり、普通食では歯ごたえや香りを大切にし、軟菜食では食べやすさや柔らかさを考慮し、ミキサー食ではとろみ食品を上手に使うなど、献立を展開する方法を教えていただきました。
ふりかえりの時間では、学生から「栄養士としてのやりがいは何か」「働くうえで大事にしていることは何か」「失敗したことは何か」など多くの質問がありましたが、卒業生たちは、丁寧に答えてくださいました。
栄養士として、常に学ぶ気持ちを大切にすること、素直な心でいることなど心に残る言葉をたくさんいただき充実した1日となりました。