2018.6.27 食物栄養学科 西川・平田
2018年6月19日・火曜日、22日・金曜日、27日・水曜日の3日間、ポートアイランド在住の高齢者の皆様に授業に参加していただき、学生の栄養指導と、学生のオリジナル献立の給食を試食して頂く実習を行いました。各日、10名、11名、11名の参加者があり、延べ32名の地域の皆様にご協力をいただきました。
「栄養教育・指導論実習」では、対象者に合った栄養教育指導を学生自身で立案して媒体を作成し、発表会ではクラスメイトから評価を受け、次への改善に活かすという一連の実習を行っています。
今回は高齢者の方を対象とした発表で、参加していただいた方々から様々な質問があり、「普段の食生活を見つめ直す良い機会になりました」という感想もいただきました。
「給食運営管理実習」では、保育所給食、学校給食、事業所給食、高齢者施設給食、病院給食などの給食の運営をシミュレーションし、各対象者を想定した献立作成や調理、提供といった一連の実習から給食の評価を行い、問題点や改善点を検討してより良い給食のあり方を考えます。
今回は高齢者施設給食をテーマに、栄養バランス、季節の食材の活用、食べやすい切り方や味付けなどを工夫して給食を作りました。試食会では、学生から献立内容の説明をし、地域の皆様と学生が一緒に給食をいただきました。「薄味ですがとてもおいしかった」、「自宅でも作ってみたい」との声が聞かれ、年齢を超えた情報交換もでき和やかな試食会となりました。
学生たちにとって地域の皆様からの率直な意見や感想は大変参考になったようで、栄養士として将来活躍することへの大きな励みとなりました。
ご協力いただいた地域の皆様にお礼を申し上げます。