2018.8.7 学園広報
2018年8月7日・火曜日、幼児教育学科桐原 美恵子教授の2年生のゼミ生9名が学校法人行吉学園の関連施設である神女中山手保育園の遊戯室で1歳児から5歳児までの子どもたちを前に、オペレッタ「たべたーい!びっくりケーキ」を上演しました。
桐原教授のゼミでは、幼児が自分の体を自由に動かし、友達と一緒に動く楽しさや喜びを積み重ねていく保育を考え、「子どもと楽しむオペレッタ」をつくりあげることを通して、子どもの興味や関心、感性を育む保育者を目指しています。
学生たちは年齢差のある子どもたち全てが喜びそうな演目を選び、大道具、小道具、衣装も自分たちで作りました。配役を決め役づくりに各自が取り組み、学生たちは笑顔を絶やさないことを第一に、ひとつひとつの動きを大きく、感情を表現するにふさわしい動作を考え演技を構成しました。動作に無理は無いか、楽しくできているかなどのチェックを重ねて発表の日を迎えました。
学生によるオペレッタ上演は神女中山手保育園の開設以来、恒例行事にもなっており、子どもたちが楽しみしていることが手に取るようにわかりました。
子どもたちは、恐がって橋を渡れない学生が演じるタヌキに「がんばれ!」と声をかけたり、学生のリズミカルな動きを一緒にしたりして夢中になって観てくれました。
オペレッタの終了後は、演目の「びっくりケーキ」に因んだケーキをつくる手遊びを一緒にして、子どもたちとハイタッチをしてお別れしました。
学生たちは、2018年5月末から本格的にオペレッタに取組みましたが、教育実習も始まり練習時間の確保も難しい中、協力して上演にこぎつけました。子どもたちの笑顔と拍手に達成感を感じ、保育士や幼稚園教諭として将来活躍できる自信もついたようです。
オペレッタ「たべたーい!びっくりケーキ」のストーリー
クマのクータはおばあちゃんのケーキを食べにお友達のタヌキのポン、ウサギのミミ、リスのキキと一緒にでかけます。ぐらぐらゆれるつり橋を渡ったり、山火事にあったりと難関をみんなで乗り越え、おばあちゃんの家に到着。期待していたケーキは、とても大きな「びっくりケーキ」。みんなでおいしく食べました