2018.2.18 食物栄養学科 西川、本田、下山、今江
この講習会は、教育の一環として、また、食物アレルギーのより安心・安全な環境づくりの一助となることを目的として、小規模な保育施設の関係者を中心に案内し開催しています。2017年度も「一般社団法人兵庫小児アレルギー研究会」との共催で、「第3回食物アレルギー講習会」を2018年2月18日・日曜日に神戸女子短期大学ポートアイランドキャンパスで開催しました。日曜日にもかかわらず、保育関係者や学生など約80名の参加がありました。
講演1では、医療法人佐守小児科の佐守 友仁氏より、「食物アレルギー、ピットホール.それ、あかんやろ~~!」と題して、食物アレルギー診療の第一線に関わる立場から、食物アレルギーの基礎、そして食物アレルギーの落とし穴について、体験談も交えてわかりやすくお話をしていただきました。
講演2は、神戸女子短期大学の本田准教授より、「保育施設における食物アレルギーに関連したヒヤリ経験、事故経験.アンケート結果から」と題して、保育施設の皆様に協力を得て実施したアンケートの結果を報告し、参加者に実際の状況をフィードバックさせていただきました。
また、パネルディスカッションでは、神戸医療生活協同組合いたやどクリニック院長の木村 彰宏氏を座長に、パネリストとして先の講師2名と小島医院の小島 崇嗣氏、神戸市こども家庭局 子育て支援部の林 和美氏も加わりました。参加者からたくさんの質問が寄せられ、これに応えながら、会場との活発な意見交換が行われました。参加者からは、「このような研修の機会が少ないため、ぜひ機会を作って欲しい」や「こうやって色々な事例を聞くと、これからの予防を考えることにもつながる」とのご感想をいただきました。また、色々なご要望もいただき、今後に役立てていきたいと考えております。
多くの皆様にご来場いただき、誠にありがとうございました。今後も継続して開催する予定です。