2017.11.7 学園広報
調理実習の様子、学生が一人ひとりを見守ります
調理の手順を説明する中村 千里講師
出来上がった料理、盛り付けも自分でしました
学生に見守られて自分の料理を味わいました
2017年11月7日・火曜日、食物栄養学科では、竹内 美貴助教、中村 千里講師担当「栄養学実習Ⅱ」の時間に神戸市中央区の社会福祉法人みのり福祉会幼保連携型「みのり認定こども園」の5歳児24名を対象に「子ども料理教室」を開催しました。
学生は食育活動として料理教室を実施することで実践力を身に付けます。今回のテーマは「旬の食材を知ろう」とし、秋が旬の食材を使い、子どもが「食」へ興味や関心をもつことを目標にしました。
学生たちは、班ごとに和食レシピを考え、5歳児が自分で作れる栄養バランスのとれた秋にふさわしい献立をたてます。最終的には、教員が調整し、「こども料理教室」の献立が決定します。最後に、リハーサルを入念に行ない、当日を迎えました。
中村講師から、食材の説明、料理の手順や安全に関するお話があり、子ども一人に学生一人が必ず見守るようにして調理実習が始まりました。子どもたちは、小さな手で包丁やはさみを持ち、おそるおそる食材を切ったり、フライパンで炒めたり、すり鉢でごまをすったりと真剣に料理をしました。特に手の平で豆腐を切るときは学生も緊張しましたが、子どもたちは全員上手に切ることができました。
学生が作成したかわいいランチョンマットにこどもたちが配膳すると、待ちきれないようにして、出来上がったグループから順次「いただきます」の声で食事は始まりました。自分で作った料理の味は格別で、「おいしい」という声と笑顔が溢れていました。
学生は、子どもたちの自主性を尊重しながらサポートをする方法を実践的に学び、食育の大切さを体験する貴重な時間となりました。
献立