2017.5.9 学園広報
講演会の様子
講演中の上村 香久子氏
上村氏に質問をする学生
茶話会の様子:ジュースで乾杯
講演会では聴けなかったエピソードも披露してくださいました
2017年5月9日・火曜日、食物栄養学科「リーブユニティー」講演会に、同学科の卒業生で、ロンドンオリンピックとリオデジャネイロオリンピックの柔道日本代表選手の栄養指導などの支援活動を行った上村 香久子氏に「スポーツ栄養士・上村香久子先生から後輩への応援メッセージ」という演題で講演をしていただきました。この講演会には、食物栄養学科の学生や教員約120名が出席して、上村氏の講演に耳を傾けました。
上村氏は、2020年の東京オリンピックで柔道の選手が金メダルを獲得するという夢を実現するため、今後も栄養指導に係わる予定です。
上村氏は、栄養士になってスポーツ選手の役に立ちたいという夢があり、栄養士になるために、神女短大を選んだ理由や学生時代の思い出を最初に話されました。これまで勤務された多様な職場において現場の体験を通して知識や技術を蓄積されたこと、管理栄養士の資格を取るために努力されたこと、知識を深めるため大学院で勉強されたことなどもお話されました。
学生たちが関心高く拝聴したのは、リオデジャネイロオリンピックに同行し、栄養指導をされたお話でした。栄養面のサポートをすることで選手の勝利に貢献しようと、用意周到に寝る時間も惜しんで、精一杯奮闘された上村氏のお話は、学生、教職員の胸を熱くするものでした。
上村氏は講演の最後に、日々の授業で、基礎をしっかり学ぶこと、いろいろな経験をすること、目標を持ち最後まで諦めないことなど後輩に貴重なアドバイスもしていただきました。講演後には、上村氏が後輩たちに伝えようとされたメッセージに応えて大きな拍手が贈られました。学生たちは栄養士の仕事の素晴らしさを教示され、当日聞いた講演内容を励みとして目標に向って努力しようという気概が生まれたようでした。
講演会の後は、有志の学生と教職員が上村氏を囲み茶話会を開きました。なごやかな雰囲気のなか、参加の学生は上村氏に率直な質問をして、自分の将来の目標や夢を語るなど、親交を深め有意義な時間を過ごしました。