神戸女子大学

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中大連携 淡路島から中学生が神女短大を訪問

2017.8.2 学園広報

2017年8月2日・水曜日、兵庫県洲本市に在住の中学生が参加する「すもとっ子無限大塾」の女子生徒17名が2016年に引き続き神戸女子短期大学を訪れ、短期大学の授業を体験し、短大生と交流しました。

「すもとっ子無限大塾」は、未来の可能性が無限にひろがる中学生に、夢と希望をもって目標に向かって成長することを目指す洲本市の教育委員会が企画運営をしている講座です。

神戸女子短期大学では、同塾主催の女性が輝くための「女性の学び体験プログラム」に協力し、中学生の皆さんに、保育士や栄養士になるためにはどのような勉強をしなければならないか、また、ファッションを勉強するとはどのようなことなのかを体験していただくため、幼児教育学科の廣田 周子教授が担当する「音楽で子どものこころをひらこう!」、総合生活学科の古田 貴美子講師の「ファッションイメージマップを作ってみよう!」、食物栄養学科の西川 貴子教授が担当する「和食とだしを学ぼう!」の三つの授業を提供しました。

「音楽でこどものこころをひらこう!」は、幼稚園の教員や保育士になるために必要な「伴奏法」を学ぶ授業で、子どもたちが豊かな音楽との出会いを経験できるよう「歌う」「弾く」の両面からのスキルを磨くことを目的としています。学生は先生と子どもの役を交替しながら、「おかあさん」「バスごっこ」を文字や楽譜がまだ読めない小さなこどもに、楽しく歌を歌えるようするにはどのような配慮が必要かを考えて指導法やピアノ伴奏を学びます。中学生の皆さんにも子ども役で一緒に歌を歌ってもらいました。廣田教授の指導で、先生役の学生が、目線や伴奏の間のとり方など改善していく姿を中学生の皆さんは感じ取り、最初は小さな声で歌っていた歌も、最後は大きな声でリラックスして歌えるようになりました。

続いての授業は、総合生活学科の「ファッションイメージマップを作ってみよう!」です。同学科は生活全般にわたる基礎・基本を学ぶとともに、様々な分野から選択することのできる、実践的なカリキュラムが組まれています。古田講師による「服飾デザイン心理学」に関する体験授業ではファッションイメージマップを作りました。服装を見て感じた「かわいい」「大人っぽい」「個性的」などのイメージには服の色や形の影響があり、服装が会う人に与える印象やTPOに合わせた服装選びが大切なことを学びました。

最後は食物栄養学科 西川教授の「和食とだしを学ぼう!」の授業です。日本人の伝統的な食文化「和食」について講義しました。ユネスコ無形文化遺産に登録されている「和食」、栄養バランスにも優れ、季節や行事を楽しめることなど、和食をもっと若い人たちにも食べて欲しいこと、好きになって欲しいことを伝えました。そして、和食のうま味である「だし」の材料を当てるクイズ形式の授業を行いました。匂いを嗅いだり、味を確かめたりしながら8種類のそうめんつゆのだしの材料を当てていきました。なかなか難しかったようですが、一度に8種類のだしの味を知る貴重な体験となりました。

午後は、図書館ライブラリー・コモンズで学生とのグループ・ディスカッションが行われました。その後、グループごとに中学生の皆さんが学内で見たい場所を学生が案内しました。キャンパス内を散策しながら身近な話題や興味のあること、将来の夢など話すうちに、すっかり打ち解けたようでした。最後に吉泉教授の進行で、当日の体験を通しての気付きや思いを中学生の皆さんと学生の一人ひとりが発表しました。

神女短大を訪問された中学生の皆さんは、自分たちに無限の可能性があり、それを引き出すために短期大学で何を学べるか、短い時間ではありましたが感じ取っていただけたのではないでしょうか。

  • 淡路島から中学生が神女短大を訪問の様子
    「音楽でこどものこころをひらこう!」授業体験
  • 淡路島から中学生が神女短大を訪問の様子
    「ファッションイメージマップを作ってみよう!」授業体験
  • 淡路島から中学生が神女短大を訪問の様子
    「和食とだしを学ぼう!」の授業体験
  • 淡路島から中学生が神女短大を訪問の様子
    記念撮影

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