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2007年9月18日
緊急地震警報に関する周知等について
本年10月1日から、緊急地震速報がテレビ放送等を通じて一般に提供されることとなりました。緊急地震速報は、地震による強い揺れを事前に知らせ、人的・物的被害を軽減させることを目指すものですが、緊急地震速報を受信してから強い揺れが到達するまでの時間は短く、適切に活用されるために緊急地震速報の仕組み、特性や緊急地震速報を受け取った際に取るべき行動等について、周知をお願いします。
【緊急地震警報の仕組み】
地震では初期微動でのP波と呼ばれる小さな揺れと主要動でのS波と呼ばれる大きな揺れが同時に発生する。P波とS波とは伝搬速度が異なり、P波は毎秒約7km、S波は毎秒約4kmの速さで伝わります。この伝搬速度差を利用して、震源に近い地点におけるP波の観測に基づいて、あとから来るS波の伝播を時系列的に予測し、震源からある程度以上離れた地点に対しては、その到達前に予測をテレビ放送等を通じて発表します。
【参考PCサイト(気象庁)】
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/Whats_EEW.html
【緊急地震速報「利用の心得」】
周囲の状況に応じてあわてずにまず身の安全を確保する!
緊急地震速報は見聞きしてから、強い揺れが来るまでの時間が数秒から数十秒しかありません。その短い間に身を守るための行動を取る必要があります。
「家庭では」
・頭を保護し丈夫な机の下などに隠れる
・あわてて外へ飛び出さない
・無理して火を消そうとしない
「人が大勢いる施設では」
・係員の支持に従う
・落ち着いて行動する
・あわてて出口に走り出さない
「自動車運転中には」
・あわててスピードをおとさない
・ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促す
・急ブレーキはかけず、穏やかに速度をおとす
・大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止する
「屋外(街)では」
・ブロック塀の倒壊等に注意する
・看板や割れたガラスの落下に注意する
・丈夫なビルのそばであればビルの中に避難する
「鉄道・バス乗車中には」
・つり革、手すりにしっかりつかまる
「エレベーターでは」
・最寄りの階で停止させ、すぐに降りる
「山やがけ付近では」
・落石やがけ崩れに注意する
※緊急地震速報は、独立行政法人防災化学技術研究所による技術開発の成果と、財団法人鉄道総合研究所と気象庁による共同技術開発の成果により、可能となりました。
【参考PCサイト(気象庁)】
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/knowledge/index.html