Events詳細
2006年9月7日
9月5日、教職員対象の人権問題に関する研修会が行なわれました。
研修の概要
9月5日、(財)兵庫県人権啓発協会の島田恒夫先生を講師に向かえ、恒例の夏季教職員の人権問題に関する研修会が行なわれました。本年の研修は、教職員一人ひとりの人権感覚を深めることを目的に、人権啓発協会発行の「人権文化をすすめるために」の冊子と島田先生の講演(「夢と希望のスクラム−人権文化あふれた日々の暮らしをとおして−」)をもとに進めらました。
講演では、女性、子ども、高齢者など様々な人権に関する県民の意識調査から考えるべきことから同和行政の変遷と問題まで幅広いテーマが、島田先生の経験された具体的な事例をもと扱われました。たとえば、先生が校長時代に遭遇された阪神淡路大震災時の被災者と子どもの交流の話は、人と人とのコミュニケーションのあり方が人権感覚を深める上で深く関係していること示す分かりやすい事例でした。また、近年の企業におけるCRS(Coporate SocialResponsibility)の取り組みが暮らしの人権文化と関わっているという指摘は、大学が地域に対してどのような貢献を考え際に人権感覚を深めておくことの重要性を再認識させられたものでした。
教職員の人権研修会とは
神戸女子短期大学では、夏休み期間に人権環境改善委員会が教職員対象とした人権問題の研修会を行なっています。現在の研修会の企画・実施は、人権環境改善委員会が担当となっていますが、研修会そのものは過去30年近い昔から、担当部署の変遷はあれ、毎年欠かすことなく行なわれてきました。
研修のテーマは、それぞれの時代にふさわしいホットのものが行なわれています。たとえば、昨年実施された個人情報保護法関連の研修では、本部総務部が情報管理に重点をおいたの対し、人権改善環境委員会では人権やプライバシーとの関連に重点いたのはその一例です。